NSX fiesta 2003 鈴鹿サーキット

募集パンフレット

今年も開催地は鈴鹿です。今回は両日ともに好天に恵まれ、「こうでなくっちゃ」と思ったドライバーも多かったと思います。ま、同伴の女性には酷な天気でもあったのですが。

初日18日の受付はこれまでと違って、Aパドックで行われました。早めに向かったせいか、また昨年のGTレースとのドッキングではなかったため、渋滞とは無縁のスムーズなドライブで鈴鹿に余裕で到着。気分もゆったりしています。所定の駐車スペースに移動する間にも顔なじみのメンバー、見覚えのある車をみかけます。今年の記念品は赤いウィンドブレーカーでした。これまで、もてぎより鈴鹿での記念品の方がモノは良かったと思っているのですが、今年のはちょっと???通常はプレス関係者しか入れないというメディアセンターと呼ばれるところが開会式会場です。もうあちこちで再会を喜びあう仲間たち。いいですねぇ。ただ、これまでより参加者が少なく、開会の時刻になってもところどころに空席が目立ちます。主催者側の発表では、参加は170台とか。これは、1日参加など全コースをあわせての台数でしょうか?それだとあまりに少ないですね。今年は募集のパンフレットを見て、「目玉」がなかったので低調だとは耳にしていましたが。プログラム進行上の注意事項などが説明されますが、もう10回以上もやっているのですから、参加者側も心得たもの、このあたりは主催者側もわかっていて、「いつものように・・・・」と言えば、理解しあえるくらいになってきていると感じ、大変好ましく思いました。成長したということでしょうね。

ある特別講師が「日産がNSXとGT3を購入したと聞いた。何を考えているんだろう」と話していました。その後、ゴーン氏がGT-Rの復活を宣言、来年のGT戦には参戦しないことが発表されるなどのニュースが。そういうことか。

全体のブリーフィングが終わるとオープニングのパレードランです。昨年はGT戦前だったのでスタンドは観客で溢れ、何か走っていていい気分だったのですが、今年はF1が終わったばかりで、観客席などの撤収作業が行われている中のため、心なしか寂しく感じました。またまた02Rは台数が増えているような。パレード後はピット上のNSXパドックスイートと名づけられたホスピタリティーブースでランチです。テーブルクロスや椅子にもデコレーションがされ、ちょっとシャレた雰囲気です。ランチボックスですが、昨年のものより、改善されていました。あたたかいスープなども供され、陰に入ると肌寒いここではありがたいものでした。比較的ゆったりと時間が流れていくので、今日・明日の各自のプログラム確認、仲間との歓談などいい雰囲気です。

オープニングパレードラップ

「目玉がない」と前に書きましたが、結果的に目玉になったのは「佐藤琢磨選手」でした。今年のフィエスタのパンフレットには「F1マシン展示&トークショー」(予定)とあったのですが、1週前の鈴鹿GPの直前に来年度佐藤琢磨選手が正式にドライビングすることが発表され、鈴鹿にも急遽参戦し6位入賞(バトンは4位入賞)という結果をもってのフィエスタ参加となったのです。正に「時の人」ということで、彼の周りには熱心なファンが常に集まっていました。抽選で、同乗走行のドライバー役を務めることに。走行後のオーナーは、あまりのテクニックに声も出ないほどの興奮状態でした。佐藤琢磨選手は本当に小柄で、またトークも大変達者であり、初日はパーティー終了まで参加者の中にいて、今回のフィエスタの参加者はこのイベントならではのまたとない時間を過ごすことができたと思います。

BAR HONDA
佐藤琢磨選手

いよいよ各自がチョイスしたプログラムが始まります。今年は、例年の南コース走行がないかわりに、西コースの走行や先導走行、またフルコースのスポーツ走行も本数が多く、スケジュールもゆったりととってあり、走行するドライバーにとっては魅力的なものだったと思います。もちろん、ジムカーナもあります。ここは毎年同じ顔ぶれが揃うようで、山野選手もほとんど顔見知り、アットホームな雰囲気です。スキッドパッドでは低ミュー路の体験・練習が行えます。F1の後片付けのため、通常の道が使えないため迂回が必要なところもありましたが、私はここへのアプローチで車の腹を擦ってしまいました。ノーマルなのに・・・。

山野選手指導のジムカーナ

残念ながら今年は試乗車は用意されていませんでした。ホンダはこの秋、立て続けにモデルチェンジを行い販売にテコ入れしたのですが、特に期待が大きいオデッセイなどはNSXオーナーと言えど関心はあるはずで、ちょっと残念でしたね。

この季節は夕方はぐっと気温も下がり、初日は16:00頃にすべてのメニューは終了。各自サーキットホテルチェックインし、シャワーをあびて休憩したり、明日のスケジュールを確認した後、ディナーパーティーとなります。ASIMOの登場で開会。毎年のことですが、ここでの料理はいいですね。今年はちょっと人数が少なかったせいか量的にも満足です。会場には佐藤琢磨選手もいて、例年どおり熱気ムンムンでした。至るところでフラッシュがたかれ、あちこちのテーブルでNSX談義、F1談義が華を咲かせたことでしょう。来年夏、NSXの生産を鈴鹿に移管するということで、高根沢工場からゲストが招かれていました。

高根沢リフレッシュセンター担当者

ひとつ残念だったのは、昨年まで続いていた200,000Km(以前は100,000Km)走行の表彰が無くなったことです。メーカーにとっては長く乗ってくれるドライバーは大切にしたいとの考えがあるでしょう。一方で、販売店からすれば長く乗るということは買い替えしない(買わない)ということなので、ありがたくはないのでしょう。我々オーナーからすれば、この車を大切に乗り、この車を純粋に楽しむということからすると、あまりに販売サイドが前面に出てきたためにこれまでの制度が無くなったことは、非常に残念なりません。人数はそんなに多くないとは思いますが、「いつか自分も」と考えていたオーナーもきっといると思います。

二日目です。快晴。ブライダルの催しがあるのか、中庭に祭壇と椅子が並べられています。ブライダル用のNSXは昨日までありましたが、どこかに消えていました。メニューは8時からスタートしており、各自それぞれの会場に分散しているので、パドック・ピットあたりにいても人はまばら。少し、閑散とした感さえありました。先導走行を見ていたのですが、参加したクラブ員の感想を聞いたのですが、これはサーキット走行の経験のない方にもなかなかいいメニューのように思いました。最近オーナーになられた方が走行の楽しさを知る上でも役立つようです。これを入り口として、安全に、よりこの車を楽しんでいただければと願っています。F1マシンと特別講師所有の赤の02Rを中央に記念写真撮影です。その後のファイナルパレードでは、小グループに分かれ、同伴者も乗せて慣熟くらいのスピードで走りました。

ホスピタリティーブースで昼食をとりつつ、閉会式へ。来年の再会を約束して、各自鈴鹿をあとにします。

今年のフィエスタ全体のとしては、やはり台数が少なく、ちょっと寂しい感じを抱いたのは否めません。数年前のように、段々と盛り上がってお開きとならず、特に2日目は尻すぼみの感さえありました。GT戦の日程が迫っていたこともあるでしょうが、GTカーのデモランもありませんでした。台数の少なさに起因するだけではないと思うのですが。やはり予算が厳しいのですかねぇ。F1もいいけれど、あくまでもNSXのイベントです。個人的には、発売以来NSXを生産し、直し、育ててきた高根沢工場からその仕事が鈴鹿に移るのですから、これにフォーカスしたものにしても良かったのではと思ったりします。今年はゆったりと時間が流れる感じで、待機時間もほどほどにありました。昨年も感じましたが、環境面からの「アイドリング・ストップ」の徹底が不十分でした。今後、参加台数が減り続け、イベントの実施そのものが危ぶまれる、なんてことのないように魅力あるフィエスタであり続けて欲しいと思います。我々オーナーは毎年、楽しみにしているのですから。(H.T.、神奈川県)


馴染みの人たちには定例の行事だけとなったように思えました。でも、そういう慣れがベテラン参加者の楽しみ方であると感じられたのではないでしょうか?

今年の目玉は佐藤琢磨選手が同乗走行をやってくれたことだったでしょう。抽選に当った方はさぞやラッキーだったことと思います。オーナーズミーティングなどで清水和夫さんに乗せていただいても感動するのに、シルクのような肌触りに似た一連の操作を冷静にできるF1ドライバーが自分の車を限界走行してくれるなんて...。本当に素晴らしいことです。私は車のバランスで悩んでいたのでプロの同乗走行をお願いしました。

丁度、居合わせた清水和夫さんが私に向かって言いました。「今年の同乗走行はプロドライバーを指名しても良いぞ!」素敵な冗談を聞いて、私はすかさず「...久美さん!」そうしたら久美さんからの返事が「やだ!そんな車」だって(苦笑い)。一瞬の言葉のやり取りが、後から考えても楽しい思い出となって脳裏に焼きついているのです。人生、どのように楽しむかは個人の自由だし楽しみ方もそれぞれですが、NSXオーナーの特別な喜びは、こういう一瞬でも感じられることではないでしょうか?

今年の良かったところ...、プロドライバーとインストラクターが後ろから合図をするだけで引っ張り先導をしてくれたことではないでしょうか。私は光貞選手が操る02Rについて行こうと思い、後ろにつけてヘッドライトオン!あれ~?どんどん離されて行く~!? 涙..そして感動!必死に走った?ロードコースでの一時間があっという間に終了。「楽しかった」の一言でした。来年の楽しみになっているのは私だけでは無いと感じたフィエスタでした。(M.S.、神奈川県)

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NSX fiesta 2002 鈴鹿サーキット

募集パンフレット

本来なら昨年鈴鹿での開催だったので、順番からすると「もてぎ」なのですが、開催地は今年も鈴鹿です。「今後もフィエスタは鈴鹿のみ」とのウワサも聞こえていますが、今年は初めての試みとして、JGTC観戦をプログラムに組み込んだためなのでしょう。ただ、昨年と違うのは、天候です。11月17日は快晴でスタート、18日もやや風が強くなりましたが、連日好天でした。

初日の17日はレース観戦のためか鈴鹿サーキット周辺は渋滞しており、フィエスタ参加のオーナーの中にも到着が遅れる方がおられ、開会式も約30分ずらしてのスタートとなりました。相変わらず受付の対応は手際が悪く、「過去最高の参加者」というならもっと窓口を増やし、説明や配布物もスムーズにすべきと思いました。この余波は開会式におよび内容で調整を強いられる結果となったのですが、フィエスタ進行に際しての注意事項説明はもっとも重要なことであり、これが短縮されるのは非常に不可解でした。他に調整の方法はあったと思います。

正面ゲートに整列

受付が終わると、正面ゲート横の駐車場に色ごとに一時駐車します。もうあちこちで、NSX談義が始まっています。年に1度の祭典、全国から駆けつけるのですから、ここでしか会えないオーナーも居るし、ここでしか見られない車もあるでしょう。すっかり定着し、みなさんも顔見知りも随分増えたことと思います。再会を喜び合うひとときです。今年は、北海道からの参加はなく、北は東北(恐らく岩手)、南は鹿児島から参加がありました。それにしても、新型Type-Rは、思っていたより多く来ていますねぇ、驚きです。

西パドックで待機

程なく、パレードのために全車、西パドックへ移動します。公道を移動するため、一般車の迷惑にならないようサーキット側の配慮があり、指示に従います。このあたりは、さすがです。しかし、同じ色のNSXが何十台も連ねて動くというのは、何か圧倒されますね。レース前、ピットウォークが行われている頃に、何万という観客の前をパレードです。先頭は赤だったと思います。私は白なのですが、コース上では二列縦隊で前も後ろも白なんです。客席から見ていた人は「きれいだった」と言いますが、ドライブしている側から見ると「何か変、気持ち悪い」感じでした。

パレード終了後、レース観戦スポットのひとつであるピット上に設けられたホスピタリティーブースでランチ。しかし内容は最低。いきなり、あのランチボックスではガッカリでした。レース中はメディアセンターも利用でき、順位やレースの進行状況がわかり、大変便利。また、グランドスタンド側にも席が確保されており、反対側からも楽しめる配慮が嬉しかったですね。レースのほうはと言うと、グリッド先頭のスープラをTAKATAとMobil1がスタート直後抜き去り、期待が高まりピット上では皆興奮状態。しかし悪い予感どおりNSX同士の激しい競り合いとなり、遂にはTAKATAがスプーンでコースアウト。結果としては、Mobil1とARTAがワンツーで、ファンとしては満足。ただ、ドライバーズポイントでは1ポイント及ばずチャンピオンは逃してしまいました。

レース終了後からパーティー開始までは比較的時間があり、各自チェックイン後、休息をとったり、翌日の走行の準備をしたり思い思い過ごします。今年は日・月曜日の開催のため、レース終了に合わせて帰途につかれた1日参加のオーナーも多かったようで、このため両日参加者対象のパーティーの列席も少なかったようで、会場も例年とは異なりました。ディナーパーティーの料理は量的にも満足。パーティーの内容も例年とは趣向の違う良いものだったと思います。テレビゲームでは鈴木亜久里監督、土屋圭市選手を抜いて、小学生がドライブするNSXがトップでゴールインしました。プロドライバーやホンダ関係者とあちこちで歓談、この雰囲気はいいですねえ。抽選会ではみなさん多く景品をゲット、羨ましい。また、パーティー内で「200,000Km走行」の表彰がありました。素晴らしいのひとことです。是非、300,000Kmを目指していただきたいです。おめでとうございます。公式二次会も開催され、カラオケ大会では熱唄しました。

レースを終えたチームメンバーたち

第二日。いよいよ走行メニューが始まります。各自のプログラムに応じて、フルコース、南コース、ジムカーナコースを走ります。また、日頃経験できない、スキッドパッドやブレーキングも体験できます。メインコースでは流れるようにNSXが駆け抜けていきます。やはり鈴鹿は鈴鹿です。走行が終わると人気の同乗走行です。愛車の助手席に乗り、プロドライバーが東コースをドライブしてくれます。同時に、車のバランスチェックのコメントも貰えます。ファイナルパレードですが、今年はちょっと例年と違って、10台ずつぐらいの小グループに分かれ、慣熟走行くらいのスピードで3周ほど走りました。もちろん、同乗者も乗せています。

同乗走行、岡田選手

記念写真撮影後、メディアセンターで昼食をとり、閉会式。来年の再会を約束して、各自鈴鹿をあとにします。

今年のフィエスタ全体のとしては、初日に華やかなJGTCのレースがあって盛り上がったのですが、2日目は台数も減り、例年のレーシングNSXのデモ走行もなく、遊園地も閑散としていて、尻すぼみの印象が拭えませんでした。やっぱり盛り上がったところでお開きというのがお祭りらしく、何か名残惜しさを感じて、私は好きなのですが・・・。個人的には土・日の開催を希望しています。

主催者側は「史上最高の350台の参加」と誇らしげに言っていましたが、実際には関東からの日帰り参加という強行スケジュールのオーナーも多くいたわけで、日頃から「安全」を口にするメーカー・ディーラーならこのあたりの配慮も欲しかったところです。それほどまでしても参加したいオーナーがいる、魅力的なイベントであることは間違いありません。また、パレード時など待機時間が多くありましたが、環境面からも「アイドリング・ストップ」の徹底も不十分でした。今後、このイベントが名実ともに素晴らしいものであり続けるため、よりよいものにしていきたいと願わずにいられません。来年も、お会いしましょう。(H.T.、神奈川県)


GT観戦が有るとのことで前日鈴鹿に向かうのも渋滞に遭うと思っておりましたが、すいすいと予定通りに着いてしまいました。でもホテルのフロントに着くと対応が慣れていないと言うか、夕食に行って指摘されたんですが宿泊者カードをくれなかったり..。2回も名前を書かされたりギクシャクした対応が気になりました。でも元さんが話していましたが殆どの人がサーキットホテルをとれなかったらしく駐車場もいっぱいで、「良く取れたな、ゴリ押ししたんだろう」って質問に、「そんなことは無いですッ!」と即答しておきましたが上原さんや清水さん達と一緒でラッキーでした。わざわざ名古屋で途中泊した友人もいましたが朝の渋滞を匂わせた結果、早朝に名古屋を出発するために5時起きしたそうです。私の脅かしに対して早く着きすぎたと反感をかってしまいました。苦笑い(Mさんごめんね)。

パレードの為の用意に色別に分けての駐車は面白かったです...でもバックヤードの車が来た時どうするのか興味津々で見てたんですが、やっぱり青系に行きました。移動の際、どうなる事かと思っていましたが何とかロードコースに並べられて始まったパレードランも良かったと思います、あれでGT観戦客の中の数十人はAホット客になったのではないでしょうか(苦笑い)。GT観戦は前半に盛り上がりましたがホンダ同士絡んだ為にベストの結果ではなかったようです。第一コーナーまで行って来ましたが寒かったので直ぐ帰って来てピットウォークを楽しんでおりましたが、サーキットクイーンのたどたどしい説明が可愛かったように思います。

2日目も天候に恵まれ、思いっきり飛ばそうと思ってはいたものの..2年ぶりのロードコース、恐ろしい記憶がよみがえってニュータイプRにどんどん離される結果となり鈴鹿の難しさ、自分のスキルの低さを再認識させられました、ベーシックからやり直して何回か通っても簡単にタイムは縮まるものではないくらいのテクニカルコースでしょうね。45分間、我を忘れて力走?しましたが最後には体の熱さに伴い頭がボーっとなり危うくニアミス、接触をしそうになりましたが無事終了...。帰りも日曜日では無い為、すいすいと帰れたのが心地よくも疲れた体にとって何よりでした。心残りとして上げるならば、パーティーの時にしゃぶしゃぶを食べ忘れた事だったように思います。Iさんはその場を離れずかなり食していたとか....笑い。それとSさんがマイCDを持ってカラオケルームに現れなかった事でしょうか(苦笑い)。みなさん来年も必ず楽しみましょう。(M.S.、神奈川県)

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NSX fiesta 2001 鈴鹿サーキット

初日3日(土)は雨、しかもかなり強く降りました。各車第1パドックで受付を済ませ、記念品を受け取ります。今年はジャケットでしたが、去年の3倍くらい良かったです。わくわくコース参加のオーナーは随分と遠いところに駐車したあと、徒歩で来られたようでスブ濡れ。配慮が欲しいところでした。続々と入場してくるNSXを気にしながら、オープニングパレードランのためピットロードに整列します。雨は段々激しくなります。いよいよ始まりです。

パレードランの後は、メディアセンター内で全体ブリーフィングです。1年ぶりに会うオーナーとの再会を喜び、談笑。開会宣言、講師陣・プロドライバーの紹介、黒澤元治氏、清水和夫氏などから走行にあたっての注意事項の説明を聞きます。その後昼食をとりながら、2日間のメニューを各自チェックします。

最初のメニューはフルコースのスポーツ走行。あとで聞いたところでは、多くの方が「危険を予知」してキャンセルされたということでした。このため、翌日の朝に、これらの方を対象に急遽振り替え実施の枠が設定されました。この対応は良かったと思います。できれば、土曜日の時点であの雨でしたから「走行中止」としても良かったとも思いました。幸いにも期間を通じてクラッシュはなかったと聞いています。もてぎでの初めてのフィエスタ(1998年)も台風だったことを思い出しました。

ピット内の特設ブースでは、これまでのフィエスタの模様を記録した写真パネルが展示されていました。各オーナーは自分の姿を見つけるべく熱心に見ていました。また別のブースでは、GTを戦うTAKATAとLoctiteのレーシングNSXやレース仕様のインテグラが展示されており、モータースポーツに関心のあるオーナーは熱心に覗き込んでいました。

特設コースではベルノ車の試乗会が行われていました。外周コースとステアリングコースが用意されていて、S2000、新型インテグラType-R、ストリーム、フィット、新型CR-V、インサイトなどに自由に乗れます。雨の土曜日に行ったのですが、岡田選手と佐藤選手がいて、同乗もできました。人気はやはり、S2000とインテグラType-Rです。試乗会といっても、段々とヒートアップして、係員が牽制するのに大変だったのではと思いました。海外組も全員乗り、同乗走行ではスピン付。大喝采でした。コストパフォーマンスが最もいいメニューだったと思います。

スキッドコースも無料で体験できました。ツルツル滑るコースでオーバーステア、アンダーステアの練習をします。9月のベーシック・スペシャルの時より滑らなかったようですが、そうは言ってもなかなか難しく、また面白いですね。メインの会場から遠いこともあってか、参加者は少なく穴場でした。ずっとここで練習しているオーナーもいたようです。

交通教育センターではチャンピオンの山野選手が講師を務めるジムカーナレッスンです。有料ですが、いつもスゴイ人気ですね。よくあんなことができるもんだと感心します。また、サービス精神旺盛で、みんな大喜び。すべて終わった頃は辺りはもうまっ暗でした。ありがとうございました。

この他、私は行かなかったのですが、ブレーキ体験走行もできました。こうした機会にレッスンを受けNSXの素晴らしさを知り、スキルアップに繋げるメニューが用意されているものフィエスタの特徴で、またオーナーの安全への意識も高いようです。

夜はいよいよパーティーです。各自思い思いのコスチュームで会場に入場。プロドライバーの皆さんもドレスアップしています。ガンさんは、毎年タキシードです。北海道のオーナーは遠方からの参加者ということで挨拶、壇上で鹿児島からのオーナーとともに乾杯の発声、開会です。昼間は各自のメニューをこなすためにバラバラだったのですが、一堂に会しているので旧知の仲間を見つけてはNSX談義に華を咲かせます。話題はやはり東京モーターショウに展示されていたType-Rのプロトタイプを含め、次期モデルのことだったのではないでしょうか。会場にも展示されていました。ただ、これは私の印象ですが、上原さんの話を聞いている人が少なかったように思いました。スピーカーの音量も低かったので、わざと聞こえないようにしたのかと疑ってしまったくらいです。楽しみです。恒例のビンゴはなく、抽選会でした。よかった、よかった。知り合いもゴルフバッグなどを数名がゲット。いつも華やかな雰囲気で私は大好きです。でも、食事は量が少なかったですね。パーティー後は、二次会へ。カラオケを深夜まで楽しんだグループも多かったようです。

2日目の日曜日は快晴、朝食会場でもロビーでもパドックでも「こうでなくっちゃ」と会う人会う人から言われました。この日は、昨日のフルコース走行をキャンセルしたオーナーのため、早朝からスポーツ走行が始まっています。その後は南コースのテクニカル走行。はじめのうちはまだいくらか濡れているところもあり、より難しい路面状況だったようです。間近で見られるので見学者も多いですね。

いよいよプロドライバーによるデモ走行です。はじめは山野選手のジムカーナ。すごい。メインストレートでウソのようにくるりと回ります。最後は半開きのドアに右足を、左足でステアリングを操作しながら立ち上がり、ピットウォールの観客と握手しながら進んでいきます。喝采をあびました。次は2台のレーシングインテグラ、最後にロックタイトとTAKATAの2台のGTマシン。すごい音です。速い。

各オーナーが助手席に座り、プロのドライバーがドライブする同乗走行は人気メニューです。タダ今回は東コースだけ。これは高いですね。

いよいよ終わりに近づいてきました。記念写真のため、全車メインストレートの1コーナー寄りに駐車して、徒歩で1コーナーに向かいます。撮影後、ファイナルパレードランです。余韻を楽しむ間もなく、アッという間にパドックへ誘導されました。このあとは、ホスピタリティーブースでランチです。関係者の挨拶が続いたのですが、時間的にも我々オーナーはお腹が空いていましたし、帰りの渋滞を避けるため早く岐路につきたいオーナーも多かったと思います。配慮が欲しかったですね。

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