T3TEC

もしこの店が無かったら、動かなくなってしまった車をどうしようと途方に暮れていたオーナーがどれほど多くいただろう。そう思ってしまうくらい、多くの人がお世話になっていると思う。KSPエンジニアリングでNSXを中心にメインテナンスしていた当時からその技術力は評価・支持されてきて、その後、NSX専門の整備をするために独立。台数が少なく、かつ専用部品が多い車の整備を手掛けることから、当初より部品の安定供給のために積極的に在庫することに取り組み、結果的にはこのことが作業依頼主である我々オーナーの安心感に繋がっている。もちろん圧倒的な技術力、知識、情報量に裏付けされている。

この車が発売された時のディーラーメカニックはもういないだろう。逆にその時にはまだ生まれていなかった若者が整備をする。NSXにはリフレッシュプランという素晴らしいシステムがあるが、いま、こうしたお店の役割は思っている以上に、遥かに大きいのかも知れない。

T3 Craft Works/T3TEC

株式会社T3 TEC

3580046埼玉県入間市南峯1095-18

04-2941-6210

25年ルール

アメリカでは25年ルールというものがある。安全基準や排ガス規制をクリアしていないことから輸入できないというものだが、25年経過するとクラシックカーとして扱われるため可能となる。NSXは1990年から発売されているので、数年前からこれをクリアする車両が出てきて、アメリカに向けて輸出されている。この時期の日本車には人気の高いスポーツカーがいくつもあり、高値で取引されている。当然NSXも同様で、中でもType-Rは日本でしか販売されていなかった車であり、台数も少ないことから関心は高く、オークション等でもビックリ、というよりとんでもない価格で取引されている。こうした現象は、今後も乗り続けたいと思っているオーナーにとっては関係のない話だが、このことは希少なType-Rが海外に流出しているわけで、ファンの私としては悲しい気持ちになる。 高く評価してくれることは嬉しいことだけれど。