先日「ホンダ四輪も本社で開発へ、子会社・技術研から統合」との記事が掲載された(朝日新聞、2020年2月17日)。驚いた。当時の本田宗一郎さんが技術研究所を 作ったのだと思っていたのだが、ある方のお話では、藤澤専務が宗一郎さんの居場所がないので研究所を作り、そこで好きなようにやらせるためだったとか。当時、研究所を別組織にするのは一般的ではなく、そうすることが 技術力向上には不可欠と説いたと記憶している。その後、数々の新しい技術を実用化し 市販車に取り入れられ進歩してきたのは周知のこと。
海外の知人に「Bad news」とメールしたら、「Why?」との返事。今回の統合は、二輪で実績をあげたから四輪でもということなのか。効率的に、スピーディーに仕事を進める上ではいい組織かも知れない。軽はトップクラスの販売実績をあげ続けているが、 会社の業績は悪い。大英断と言うべきか何だか、加速度的にらしさを失うホンダは どうなるのだろう。